2025年版ブログフレームワーク選定ガイド:Hugo、Astro、Hexoどれを選ぶべき?

はじめに
2025年にもなって、ブログを始めたいけれど、Hugo、Hexo、Astroの間で揺れ動き、結局どれを選べばいいかわからない……そんな悩みをお持ちではありませんか?
その気持ち、痛いほどよく分かります。私も昨年、これらのフレームワークを行ったり来たりして1週間を費やしました。無数の比較記事を読みましたが、その多くは2022〜2023年の古い情報ばかり。性能データは変わり、フレームワークは更新され、エコシステムも変化しています。記事を読むたびに迷いが増すばかりでした。
さらに辛いのは、深夜まで設定に格闘し、翌日の仕事に響くこと。フレームワークの研究に3ヶ月もかけた挙句、記事は1本も書けなかった……なんて経験、あなたにもあるかもしれません。
この記事は、2024-2025年の最新データ、実際のビルド時間テスト、そしてリアルな使用体験に基づき、あなたが5分以内に最適な選択を下せるようサポートします。「どれが最高か」ではなく、「どれがあなたに最適か」を提示します。
主要9フレームワークの最新性能比較と「3分間決定マトリックス」で、初心者が陥る失敗の90%を回避しましょう。正直、もっと早くこの記事に出会えていれば、私は数週間分の時間を節約できたはずです。
なぜ2025年にブログフレームワークを語るのか?
静的ブログはまだ必要なのか?
正直、私も最初は「ブログを自前で建てるなんて時代遅れでは?」と思っていました。しかし1年以上運用してみて、その良さを実感しています。
静的ブログ(Static Site Generator: SSG)とWordPressのような動的ブログの本質的な違いは、「作り置き」か「注文調理」かです。SSGは記事を書いた後、すべてのページを一括で生成(ビルド)します。訪問者は完成品をただ見るだけなので、表示が爆速です。一方、動的ブログはアクセスがあるたびにデータベースから情報を引き出し、ページを組み立てます。
なぜ静的ブログが主流なのか?
答えはシンプル。「速い、安い、サーバー管理不要」だからです。
WordPressはサーバー代がかかりますが、静的ブログならGitHub Pages、Vercel、Cloudflare Pagesなどに無料でホスティングできます。私は現在、ドメイン代以外0円で運用しています。
性能も圧倒的です。Lighthouseスコアで95+を出すのは静的サイトなら簡単ですが、WordPressでそこまで持っていくのは至難の業です。
動的ブログを選ぶべきときは?
もちろん静的ブログが万能というわけではありません。以下のような複雑な機能が必要な場合は、動的ブログの出番です:
- 複数人での管理画面越しの投稿・編集
- EC機能(決済、注文管理)
- 複雑なユーザーシステム(会員機能、複雑な権限管理)
これらが必須ならWordPressやGhostが適しています。しかし、個人の技術ブログやポートフォリオなら、静的ブログで十分、いや、むしろ静的ブログの方が適しています。
一言まとめ:個人ブログ、技術ドキュメント、ポートフォリオなら「静的ブログ」一択。複雑なWebアプリ機能が必要なら「動的」を検討。
性能対決 - 速度の王者は誰だ?
性能は私が最も気にする部分です。以前Gatsbyを使っていた時、些細な修正で再ビルドに十数分待たされ、パソコンを窓から投げ捨てたくなりました。
ビルド速度:驚くべき格差
結論から言います。Hugoが速度の王者です。他を寄せ付けません。
2024年の実測データを見てください:
| フレームワーク | 1万ページ ビルド時間 | 1ページあたり平均 |
|---|---|---|
| Hugo | 2.95秒 | 1ms未満 |
| Hexo | 45秒(1000ページ) | ~45ms |
| Jekyll | 187.15秒 | ~18ms |
| Gatsby | 30分以上 | ~180ms |
初めてHugoのビルド速度を見た時は震えました。1万記事あっても3秒です。誤字を直して保存したら、一瞬でブログが更新される。この即時性は中毒になります。
Hexoも中規模(100〜1000記事)なら悪くありません。私が以前運用していた300記事のブログは15秒ほどでビルドできていました。
Gatsbyは……正直厳しいです。200記事を超えたあたりから遅さが目立ち始め、記事が増えるほど苦痛になります。
ページ読み込み速度:Astroの躍進
2024年、Astroが大躍進しました。HTTP Archiveのデータによると:
- Astro:転送サイズ中央値 889KB(最軽量)
- Hugo:1,174KB(バランス良し)
- Next.js:1,659KB(機能リッチゆえに重い)
Astroの「アイランドアーキテクチャ(ゼロJavaScriptデフォルト)」戦略は強力です。必要な部分だけJSを読み込むため、ページ表示が非常に高速で、ユーザー体験が抜群です。
実際の選び方:数字だけに騙されないで
正直なところ、記事数が100未満なら、どのフレームワークでも大差ありません。数秒と十数秒の違いなんて体感できません。
しかし、長期的に運用し、記事が増えることを見越すなら、初期段階で性能の良いフレームワークを選んでおくべきです。Gatsbyで始めて500記事で挫折し、移行に苦労した人を何人も見てきました。
推奨組み合わせ:
- 小型(<100記事):どれでもOK。好みで選ぼう。
- 中型(100-1000記事):Hugo, Hexo, Astro
- 大型(1000+記事):Hugo一択
開発体験 - 使いやすいのはどれ?
性能が良くても、使い勝手が悪ければ続きません。
学習曲線:初心者はここに注意
HugoのGoテンプレート構文は、正直クセがあります。{{ range }}, {{ with }} など、プログラミング経験がないと最初は戸惑うでしょう。性能は最高ですが、学習コストは少し高めです。
初心者への優しさランキング:
- Hexo(最も優しい):Node.js製。日本語ドキュメントやユーザーが非常に多く、困ってもすぐ解決策が見つかる。
_config.ymlを少し書き換えるだけで動く。 - Jekyll(優しい):Ruby製。GitHub Pages標準対応で、ドキュメントも親切。
- VuePress(フロントエンド知識要):Vueを知っていれば早いが、知らないとVueの学習も必要になる。
- Gatsby/Next.js(険しい):React、GraphQLの知識が必須。設定ファイルを見るだけで頭が痛くなるかも。
アドバイス:あなたがNode.jsに慣れているならHexoが一番手っ取り早いです。Reactが好きならAstroかNext.js。迷ったら、日本語情報の多いHexoをお勧めします。
設定とカスタマイズ
HexoやJekyllは設定ファイル(YAML)一つで大抵のことが済みます。しかし、複雑なカスタマイズをしようとすると、プラグインの自作やソースコードへの介入が必要になり、柔軟性に欠ける面もあります。
Astroはバランスが良いです。React、Vue、Svelteなど好きなフレームワークのコンポーネントを使える柔軟性がありつつ、設定はそこまで複雑ではありません。
開発ツールとデバッグ
Vite駆動のAstroやVuePressは、ホットリロード(修正の即時反映)が爆速です。ファイルを保存して1秒足らずでブラウザが更新されます。Webpack時代の古いアーキテクチャ待ち時間とは雲泥の差です。
Hugoも従来の仕組みですが、ビルド自体が速すぎるので、開発体験は非常に快適です。
エコシステム - テーマとプラグイン
フレームワークが良くても、見た目(テーマ)を作るのが大変だと意味がありません。
テーマエコシステム:Hexoと日本人ユーザーの親和性
Hexoは中国・日本・台湾など東アジア圏で非常に人気があり、日本語対応された高品質なテーマが200以上あります。ドキュメントも日本語のものが多く、初心者には非常に心強いです。
Hugoもテーマは多い(300+)ですが、玉石混交です。素晴らしいものもありますが、英語ドキュメントしかないものが大半です。
Astroのテーマはモダンで見栄えが良いものが多いですが、数はまだこれからといったところです。
プラグインと拡張性
Jekyllは歴史が長い分、プラグインも膨大です。
HexoもNode.jsエコシステムの恩恵を受け、SEO、画像最適化、検索など、必要なプラグインはほぼ揃っています。
Gatsbyは商用レベルのプラグインが豊富ですが、個人ブログにはオーバースペックなことが多いです。
コミュニティの活発さ
- Astro:2024年の「開発者が注目するフレームワーク」でトップクラス。勢いがあります。
- Hugo:安定した人気。GitHubスター数6万超え。
- Hexo:日本や中国のコミュニティで根強い人気。QiitaやZennに知見が大量にあります。
デプロイとSEO - 公開してこそブログ
デプロイ:どこも無料、どれも簡単
今は静的サイトのホスティングは選び放題です。
- GitHub Pages:Jekyllは標準対応。他もGitHub Actionsで数行書けば自動化できます。
- Vercel / Netlify:私のおすすめ。リポジトリを連携するだけで、フレームワークを自動認識してビルド・デプロイしてくれます。個人利用なら無料枠で十分すぎます。
- Cloudflare Pages:高速で無料枠も大きい。
2025年現在、デプロイの技術的ハードルはほぼゼロです。
SEO:静的サイトの天国
どのフレームワークを選んでも、SEO的には有利です。純粋なHTMLを吐き出すため、Googleのクローラーが読み取りやすいからです。
あえて差を挙げるなら:
- Hugo/Jekyll:sitemap、RSSなどの基本機能が枯れていて安定している。
- Astro/Next.js:メタデータの細かい制御や構造化データなど、最新のSEO対策がやりやすい。
- Hexo:プラグインでしっかり対応可能。
コンテンツとキーワード選定さえしっかりしていれば、フレームワークによるSEOの差は微々たるものです。
決定フレームワーク - あなたへの最適解
長々と書きましたが、結局どれを選べばいいのでしょうか?
3分間 決定マトリックス
迷ったら、以下の3つの質問に答えてください。
Q1:あなたの技術スタック(得意言語)は?
- Node.js → Hexo(簡単) / Astro(モダン)
- React → Astro(軽量) / Next.js(フルスタック)
- Vue → VuePress
- 特になし/Go → Hugo(爆速) / Jekyll(安定)
Q2:想定するブログの規模は?
- < 100記事 → 何でもOK。好きなデザインで選ぼう。
- 100 - 1000記事 → Hugo / Hexo / Astro
- 1000+ 記事 → Hugo 一択(他は遅くてストレスになる)
Q3:あなたの経験レベルは?
- 完全初心者 → Hexo(日本語情報が多い)、Jekyll(ドキュメントが親切)
- フロントエンドエンジニア → Astro(楽しい)、VuePress
- 性能オタク → Hugo(Goテンプレートを学ぶ価値あり)
具体的な推奨シーン
- 個人の技術ブログ(日本人):Hexo。日本語テーマと情報が多く、挫折しにくい。
- 国際的な技術ブログ:Hugo。英語圏でのシェアが高く、多言語対応も強力。
- モダンなポートフォリオ兼ブログ:Astro。デザインの自由度が高く、動作も軽快。
- 技術ドキュメント:DocusaurusかVuePress。
私の正直なアドバイス
迷う時間は無駄です。 私は2ヶ月迷いましたが、その時間は記事を書くべきでした。
- 90%の人には Hexo か Hugo で十分です。
- フロントエンドエンジニアなら Astro を試す価値があります。
- 迷ったら Hexo。困った時に日本語でググれるのは最強のメリットです。
避けるべき失敗とベストプラクティス
5つの「あるある」失敗
- 完璧なフレームワークを探して始めない:これが最悪です。「とりあえずHexoで始める」で動いてください。移行は後でできます。
- 見た目だけで選んで後悔:Hugoのテーマが綺麗だからと選んだけど、カスタマイズできずに詰むパターン。自分の技術力に合ったものを選びましょう。
- いきなりGatsby/Next.js:React初心者が手を出すと、ブログを書く前に設定で燃え尽きます。
- メンテナンスされていないフレームワークを選ぶ:GitHubの更新履歴を見て、最近もコミットがあるか確認しましょう。
- カスタマイズ中毒:CSSをいじるのに8割の時間を使い、記事を書かない。80:20の法則(記事8:設定2)を厳守してください。
もし選び間違えたら?移行は?
大丈夫です。記事の中身はMarkdownなので、フレームワークを変えても資産は残ります。私はHexoからHugoへ移行しましたが、記事の移行は1時間、設定の調整を含めても半日で終わりました。
「まずは始める」。これが一番大事です。
まとめ
2025年のブログフレームワーク選び、結論はこうです:
- 初心者・日本人:Hexo(日本語情報No.1、導入が楽)
- エンジニア・モダン志向:Astro(開発体験最高、爆速)
- 性能重視・大規模:Hugo(ビルド速度の怪物)
- ドキュメント:Docusaurus / VuePress
選ぶのにかける時間は5分でいいです。テーマを決めて1時間で構築し、最初の記事を書いてください。
フレームワークはただの道具。重要なのはあなたのコンテンツです。
さあ、今すぐターミナルを開いて、最初の一歩を踏み出しましょう!
FAQ
2025年、Hugo、Astro、Hexoの中で最も速いのは?
初心者におすすめのフレームワークは?
静的ブログとWordPress、どちらを選ぶべき?
あとからフレームワークを乗り換えるのは大変?
7 min read · 公開日: 2025年11月23日 · 更新日: 2026年1月22日
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