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Claudeにデタラメなコードを書かせるのはもうやめよう!設定ファイル1つでAIの精度が10%向上

はじめに

期待を込めて Claude Code を開いたのに、あなたのプロジェクトに対して全く見当違いな反応をされたことはありませんか?React プロジェクトなのに Vue のコードを生成されたり、技術スタックのドキュメントに TypeScript と書いているのに JavaScript の山を出力されたり…。

私が初めて Claude Code を使ったときも、この落とし穴にはまりました。Node.js のバックエンドプロジェクトを行っていた際、Claude が勝手に Express を使って私の Koa ベースのコードを書き直してしまい、ミドルウェアシステム全体が無効になってしまいました。その時初めて気づいたのです。「AI がいくら賢くても、『ゲームのルール』を教える必要がある」と。

解決策は想像以上にシンプルです。「CLAUDE.md」という設定ファイルを作るだけです。このファイルは AI に渡す「プロジェクト説明書」のようなもので、技術スタック、コード規約、ワークフローを伝えます。Anthropic の実地テストによると、適切に設定された CLAUDE.md は AI のコーディング精度を 5%〜10% 向上させ、同時に無効な提案を大幅に減らすことができます。

今日は、本当に効果的な CLAUDE.md を書くための7つの実践的なテクニックを共有したいと思います。これらのテクニックは私が失敗を重ねて学んだもので、それぞれにそのまま使えるサンプルコードが付いています。

5-10%
コーディング精度向上
良好な CLAUDE.md 設定による
100 行
推奨設定長
簡潔かつ効率的
3 層
階層設定のサポート
グローバル、フロントエンド、バックエンド
数据来源: Anthropic 公式データ

そもそも CLAUDE.md とは?

簡単に言えば、CLAUDE.md はプロジェクトのルートディレクトリに置く Markdown ファイルで、Claude Code にあなたのプロジェクトを理解させるためのものです。.editorconfigREADME.md に似ていますが、役割はより具体的で、「AI にどのようにコードを書かせるか」を指示するものです。

仕組みは単純です:プロジェクト内で Claude Code を使用すると、自動的にこのファイルが読み込まれます。公式ドキュメントには自動読み込みと書かれていますが、コミュニティの経験上、/init コマンドを使用して明示的に読み込ませ、AI が確実に設定を「理解」した状態にするのがベストです。ファイルの内容は AI のコンテキストメモリにロードされ、その後のすべてのコード生成と提案に影響を与えます。

ここで重要な機能があります。Claude Code は 階層設定 をサポートしています:

project-root/
├── CLAUDE.md              # グローバル設定(プロジェクト全体で共通)
├── frontend/
│   └── .claude/
│       └── CLAUDE.md     # フロントエンド固有の設定
└── backend/
    └── .claude/
        └── CLAUDE.md     # バックエンド固有の設定

つまり、ルートディレクトリで共通の規約を定義し、サブモジュール内で特定のルールを上書きできます。例えば、フロントエンドは React、バックエンドは Node.js というように、それぞれ独自の設定を管理できます。

4つの核心原則

CLAUDE.md を書く前に、これら4つの原則を覚えておいてください。私は最初これらを無視して300行以上の「超大作」設定ファイルを書きましたが、結果として Claude のパフォーマンスは悪化しました。

1. 簡潔性:100行以内にする

正直なところ、これは痛い目を見て学んだ教訓です。CLAUDE.md は README ではないので、長々と書く必要はありません。

なぜ簡潔にするのか? 技術的な観点から言うと、Claude のコンテキストウィンドウは大きいですが、CLAUDE.md はトークンクォータを消費します。ファイルが長いほど、実際のコード分析に使えるトークンが少なくなります。Arize AI の研究によると、100行以内の設定ファイルが最も効果的です。

悪い例(冗長で繰り返し):

# プロジェクト概要
これは React ベースのフロントエンドプロジェクトです。ユーザーインターフェースを構築するために React を使用しています。
React は Facebook によって開発された JavaScript ライブラリであり...(React の紹介が200文字続く)
# 技術スタック
我々の技術スタックには以下が含まれます:
- React - これは我々の UI フレームワークであり、バージョンは 18.2 です...
- TypeScript - タイプチェックを行うために使用します...

良い例(簡潔で直接的):

# 技術スタック
- React 18.2 (Hooks優先、Classコンポーネント回避)
- TypeScript (Strictモード)
- TailwindCSS (utilities優先)
# コード規約
- 関数コンポーネント + カスタム Hooks
- Props 分割代入
- const を優先的に使用、let は避ける

違いがわかりますか? 2番目のバージョンはわずか60文字で、同じかそれ以上の有効な情報を伝えています。

2. 具体性:曖昧さを排除し、具体的に指示する

この原則は単純に聞こえますが、間違いやすいポイントです。

悪い例(曖昧):

# コードスタイル
- コードを簡潔に保つ
- ベストプラクティスを使用する
- パフォーマンス最適化に注意する

これでは書いていないのと同じです。「簡潔」とは?「ベストプラクティス」とは? AI には実行できません。

良い例(具体的で実行可能):

# コードスタイル
- 単一関数は50行を超えないこと。超える場合は分割する
- API 呼び出しには必ずエラー処理と loading 状態を含める
- リストレンダリングには key 属性を付与し、index ではなく ID を使用する
- ネストされた三項演算子は避け、if/else または早期 return を使用する

これで AI は何をすべきかわかります。各ルールは明確で検証可能です。

3. 反復性:修正を恐れず、いつでも更新する

プロジェクトの初期に CLAUDE.md を書き、半年間放置している開発者を見かけます。結果、プロジェクトは Vue 2 から Vue 3 に移行しているのに、設定ファイルにはまだ「Options API を使用」と書かれています。

# キーで素早く更新:これは私が気に入っているテクニックです。Claude Code 内で # キーを押すと、CLAUDE.md を素早く参照・編集できます。AI の挙動が期待通りでないと感じたら、すぐに設定を修正しましょう。先延ばしにしてはいけません。

実際のシナリオ:先週あるプロジェクトを行っていた際、Claude が axios を使ってコードを生成し続けましたが、私たちのチームはすでに fetch + 独自ラッパーに統一していました。私はすぐに # キーを押し、CLAUDE.md に一行追加しました:

# HTTPリクエスト
- `src/utils/request.ts` でラップされた fetch を使用すること
- axios や生の fetch を直接使用することは禁止

保存後、Claude は二度とこの間違いを犯しませんでした。

4. チーム共有:バージョン管理に含める

これは多くの人が見落としがちです。CLAUDE.md は Git リポジトリにコミットする必要があります。.gitignore と同じくらい重要です。

なぜなら、設定はチームのコーディング規約の合意を表しているからです。もし全員がローカルに異なるバージョンの CLAUDE.md を持っていたら、AI が A さんと B さんに生成するコードのスタイルが全く異なってしまい、混乱を招きます。

# .gitignore で CLAUDE.md を無視しない
# ❌ 間違い
*.md
# ✅ 正解
*.md
!CLAUDE.md
!README.md

また、コードレビューの際に CLAUDE.md の変更もチェックすべきです。誰かが設定を変更したら、チーム全体がそれを知る必要があります。

"設定ファイルは簡潔かつ具体的であるべきで、100行以内が最も効果的です。各ルールは実行可能で検証可能でなければなりません。"

必須の5つのコンテンツモジュール

これは私がまとめた最小限の有効な設定です。これらのモジュールが欠けていると、CLAUDE.md はほとんど役に立ちません。

1. 技術スタック宣言

使用しているフレームワーク、ライブラリ、およびバージョンを明確にリストアップする必要があります。これは基本中の基本です。

# 技術スタック
**フロントエンド**
- Next.js 14 (App Router)
- React 18 (Server Components優先)
- TypeScript 5.2
- Tailwind CSS 3.4
**バックエンド**
- Node.js 20 LTS
- Express 4.18
- Prisma ORM
- PostgreSQL 15

バージョン番号を書いていることに注目してください。バージョンを指定しないと、Claude は古い API を使ってコードを生成する可能性があります。例えば Next.js 13 と 14 ではルーティングの書き方が全く異なるため、バージョン指定をしないと危険です。

2. プロジェクト構造の説明

ファイルがどのように構成されているかを AI に伝えます。そうすることで、コードを正しい場所に配置できます。

# プロジェクト構造
src/
├── app/              # Next.jsページルート
├── components/       # 再利用可能なUIコンポーネント
│   ├── ui/          # 基礎コンポーネント(Button, Input)
│   └── features/    # ビジネスコンポーネント(UserCard, OrderList)
├── lib/             # ユーティリティ関数とhooks
├── services/        # API呼び出し層
└── types/           # TypeScript型定義
# ファイル命名
- コンポーネント:PascalCase (UserProfile.tsx)
- ユーティリティ関数:camelCase (formatDate.ts)
- 定数:UPPER_SNAKE_CASE (API_BASE_URL)

これがあれば、Claude は新しいユーザーカードコンポーネントを適当な場所に置くのではなく、components/features/UserCard.tsx に配置すべきだと理解します。

3. よく使うコマンド

この部分はよく無視されますが、非常に役立ちます。

# 開発コマンド
npm run dev          # 開発サーバー起動(localhost:3000)
npm run build        # 本番ビルド
npm run test         # Jestテスト実行
npm run lint         # ESLintチェック
npm run type-check   # TypeScript型チェック
# データベース
npx prisma studio    # データベースGUIを開く
npx prisma migrate dev  # データベースマイグレーション実行

なぜこれを書くのか? Claude は時々コードを検証したりテストを実行したりする必要があり、正しいコマンドを教えることで多くの問題を回避できるからです。

4. コードスタイル規約

これがメインパートです。十分に具体的に書く必要があります。

# コード規約
## Reactコンポーネント
- 関数コンポーネント + Hooks を使用、Class コンポーネントは禁止
- Props 型定義はコンポーネントの上に配置、type ではなく interface を使用
- コンポーネント内部の順序:Props 定義 → コンポーネント関数 → export
## 状態管理
- ローカル状態:useState/useReducer
- サーバー状態:TanStack Query
- グローバル状態:Zustand (Context の使用は避ける)
## エラー処理
- API 呼び出しは必ず try-catch で囲む
- ユーザーに表示するエラーには toast を使用
- 開発環境では console.error、本番環境では Sentry に報告

5. ワークフローと制限

AI に何をしてよくて、何をしてはいけないかを伝えます。

# ワークフロー
- 新機能開発:先に型定義を書く → コンポーネントを書く → テストを書く
- バグ修正:先に再現テストを書く → コードを修正する → テスト通過を確認
# 禁止事項
-`/prisma/schema.prisma` を修正しないこと (チームレビューが必要)
- ❌ 新しい依存パッケージをインストールしないこと (package.json レビュー時に議論が必要)
-`/lib/auth/*` を修正しないこと (認証ロジックは敏感なため)
-`/components``/app` 下のビジネスコードは自由に修正可能

これにより、AI が「親切心で」重要なコードを誤って変更してしまうのを防げます。

効果を倍増させる7つの実践テクニック

テクニック1:SHOULD/MUST で優先順位を強調する

すべてのルールが同等に重要というわけではありません。キーワードを使って優先順位を区別します。

# 規約の優先順位
**MUST (遵守必須)**
- MUST TypeScript Strict モードを使用する
- MUST すべての API にエラー処理を追加する
**SHOULD (遵守推奨)**
- SHOULD コンポーネントは200行を超えない
- SHOULD 重複ロジックをカスタム Hook に抽出する
**COULD (任意)**
- COULD JSDoc コメントを追加する

このテクニックは RFC 仕様書の書き方に由来します。これを使用すると、Claude は「MUST」のルールをより厳格に守るようになります。

テクニック2:/init コマンドを活用する

公式には CLAUDE.md は自動的に読み込まれると言われていますが、プロジェクトを開くたびに /init コマンドを実行することを強くお勧めします。

あなた:/init
Claude:プロジェクト設定を読み込みました。現在の技術スタック:React 18 + TypeScript...

これは AI の記憶を「リフレッシュ」するようなものです。特に CLAUDE.md を修正した直後は、/init で変更を即座に反映させることができます。

テクニック3:言葉よりもサンプルコード

規約を説明するより、直接例を示す方が早いです。

テキストのみの記述

- API 関数には型定義、エラー処理、loading 状態を含める必要がある

サンプルコード付き

# API呼び出し規約
参考例:
\`\`\`typescript
// src/services/user.ts
export async function getUser(id: string): Promise<User> {
  try {
    const response = await fetch(`/api/users/${id}`);
    if (!response.ok) throw new Error('Failed to fetch user');
    return await response.json();
  } catch (error) {
    console.error('getUser error:', error);
    throw error;
  }
}
\`\`\`
すべての API 関数はこのパターンに従うこと:型付き戻り値 + try-catch + エラーログ

Claude は例を見ると、生成されるコードがあなたの期待に非常に近くなります。

テクニック4:階層設定管理(Monorepo 必須)

Monorepo アーキテクチャの場合、階層設定は必須です。

monorepo-root/
├── CLAUDE.md                    # グローバル:共通規約、Gitワークフロー
├── apps/
├── web/
│   │   └── .claude/CLAUDE.md   # Webアプリ:React + Next.js
│   └── mobile/
│       └── .claude/CLAUDE.md   # モバイル:React Native
└── packages/
└── shared/
└── .claude/CLAUDE.md   # 共有パッケージ:純粋なTSユーティリティライブラリ

ルートディレクトリ CLAUDE.md(グローバル規約):

# Monorepo共通規約
- パッケージマネージャーとして pnpm を使用
- 統一された TypeScript 設定はルートディレクトリの規約を継承
- コミットメッセージは Conventional Commits に従う
# ワークフロー
- コード修正前に `pnpm install` を実行
- コミット前に `pnpm run lint` を実行しすべてのパッケージをチェック

apps/web/.claude/CLAUDE.md(フロントエンド専用):

# Webアプリ固有設定
ルートディレクトリの規約を継承し、以下の追加設定を行う:
- 技術スタック:Next.js 14 + React 18
- スタイル:Tailwind CSS
- 状態管理:Zustand

Claude はまずルートディレクトリの設定を読み込み、次に現在の作業ディレクトリに基づいてサブ設定を読み込みます。これで各サブプロジェクトで共通規約を繰り返す必要がなくなります。

テクニック5:❌ と ✅ で対比させる

人間も AI も対比学習を好みます。

# 状態更新規約
❌ 間違い:state を直接修正
\`\`\`typescript
const [user, setUser] = useState({name: 'John', age: 30});
user.age = 31; // エラー!オブジェクトを直接修正している
\`\`\`
✅ 正解:イミュータブルな更新を使用
\`\`\`typescript
const [user, setUser] = useState({name: 'John', age: 30});
setUser(prev => ({...prev, age: 31}));
\`\`\`

この対比によりルールが一目瞭然となり、Claude の学習効率も上がります。

テクニック6:よくあるエラーパターンを記録する

チームがよく犯す間違いを書き込み、AI にチェックさせます。

# ⚠️ よくある間違いと回避ガイド
## 1. 副作用のクリーンアップ忘れ
❌ 問題のあるコード:
\`\`\`typescript
useEffect(() => {
  const timer = setInterval(() => {/* ... */}, 1000);
  // クリーンアップ忘れ!
}, []);
\`\`\`
✅ 正しいやり方:
\`\`\`typescript
useEffect(() => {
  const timer = setInterval(() => {/* ... */}, 1000);
  return () => clearInterval(timer); // タイマーのクリーンアップ
}, []);
\`\`\`
## 2. 依存配列の欠落
ESLint が依存配列の欠落を警告した場合、警告を無効にせず、依存関係を追加するか useCallback/useMemo で最適化すること

これがあれば、Claude はコード生成時にこれらの落とし穴を自発的に回避します。

テクニック7:詳細ドキュメントへのリンク

CLAUDE.md は簡潔であるべきですが、詳細なドキュメントへのリンクを含めることができます。

# 詳細規約ドキュメント
- [API設計規約](./docs/api-guidelines.md) - RESTful API 設計基準
- [コンポーネント開発ガイド](./docs/component-guide.md) - コンポーネント分割と再利用原則
- [テスト規約](./docs/testing.md) - 単体テストと統合テストの要件

これにより CLAUDE.md の簡潔さを保ちながら、必要な場合に詳細情報を提供できます。Claude はこれらのリンクを通じてより多くのコンテキストを取得できます。

最も陥りやすい5つの落とし穴

穴1:ファイルが長すぎて何でも詰め込む

初心者が最もよく犯す間違いです。README、API ドキュメント、ビジネスロジックの説明をすべて CLAUDE.md に詰め込んでしまいます。
問題:トークンを使いすぎ、重要な情報が薄まります。
解決策:100行以内に厳格に抑え、AI コーディングに本当に必要な情報だけを書きます。

穴2:設定を更新しない

プロジェクトは変化しているのに、CLAUDE.md は不変のままです。
問題:古い設定により AI が間違ったコードを生成します。
解決策:習慣づけましょう。大規模なリファクタリングの後は毎回 CLAUDE.md を更新し、PR で設定変更をレビューします。

穴3:バージョン管理を忘れる

CLAUDE.md を .gitignore に入れるか、リポジトリにコミットしません。
問題:チームメンバーがバラバラに行動し、コードスタイルが混乱します。
解決策:必ず Git に含め、コードと一緒にレビューします。

穴4:ルールが曖昧すぎる

「コードを簡潔に保つ」「ベストプラクティスに従う」といった空虚な言葉を書きます。
問題:AI は実行できず、書いていないのと同じです。
解決策:各ルールは具体的、検証可能、実行可能でなければなりません。

穴5:機密情報の漏洩

API キーやデータベースのパスワードを CLAUDE.md に書き込みます。
問題:設定ファイルはリポジトリにコミットされるため、機密情報が漏洩します。
解決策:設定方法のみを記述し、具体的な値は書きません。

❌ 間違い
\`\`\`markdown
# データベース設定
DATABASE_URL=postgresql://admin:password123@localhost:5432/mydb
\`\`\`
✅ 正解
\`\`\`markdown
# 環境変数
- DATABASE_URL: .env.local から読み込む。形式は .env.example を参照
- API_KEY: 環境変数から取得。ローカル開発時は @Tanaka に連絡してテストキーを取得
\`\`\`

3つの実際のプロジェクト事例

事例1:React フロントエンドプロジェクト

これは私が現在メンテナンスしている EC フロントエンドプロジェクトの設定(簡略版)です:

# ECフロントエンドプロジェクト
## 技術スタック
- Next.js 14.0 (App Router)
- React 18.2
- TypeScript 5.2
- Tailwind CSS 3.4
- Zustand (状態管理)
- TanStack Query (サーバー状態)
## プロジェクト構造
src/
├── app/          # ページルート
├── components/   # コンポーネント
│   ├── ui/      # 基礎コンポーネント
│   └── features/ # ビジネスコンポーネント
├── lib/         # ユーティリティ関数
└── services/    # API呼び出し
## コード規約
- コンポーネント:関数コンポーネント + Hooks
- 状態:ローカルは useState、グローバルは Zustand、サーバーは TanStack Query
- スタイル:Tailwind utilities、複雑なレイアウトはコンポーネントとして抽出
- エラー処理:API 呼び出しは必ず try-catch
## コマンド
npm run dev      # 開発サーバー
npm run build    # 本番ビルド
npm run lint     # コードチェック
## 制限
- /lib/auth/* を修正しない (認証ロジック)
- 新しいパッケージをインストールしない (チームで議論が必要)

効果:この設定を使用したところ、Claude が生成するコンポーネント構造は私が手書きするものとほぼ一致し、調整の時間を大幅に節約できました。

事例2:Node.js バックエンドプロジェクト

これは Express API プロジェクトの設定です:

# 注文管理システムAPI
## 技術スタック
- Node.js 20 LTS
- Express 4.18
- Prisma ORM
- PostgreSQL 15
- Zod (データ検証)
## プロジェクト構造
src/
├── routes/       # ルート定義
├── controllers/  # ビジネスロジック
├── services/     # データベース操作
├── middleware/   # ミドルウェア
└── utils/        # ユーティリティ関数
## コーディング規約
- すべての API に必須:リクエスト検証 (Zod) + エラー処理 + ログ記録
- データベース操作は services 層に統一
- コントローラーはリクエスト応答のみを行い、ビジネスロジックは書かない
- async/await を使用し、コールバックは避ける
## API例
\`\`\`typescript
// controllers/order.controller.ts
export async function createOrder(req: Request, res: Response) {
  try {
    const data = orderSchema.parse(req.body); // Zod検証
    const order = await orderService.create(data);
    logger.info('Order created', { orderId: order.id });
    res.json({ success: true, data: order });
  } catch (error) {
    logger.error('Create order failed', error);
    res.status(500).json({ success: false, error: 'Internal error' });
  }
}
\`\`\`
## コマンド
npm run dev       # 開発モード(nodemon)
npm run build     # TypeScriptコンパイル
npm test          # Jestテスト
npx prisma studio # データベースGUI

効果:Claude が生成する API エンドポイントには Zod 検証とエラー処理が自動的に付くようになり、品質が明らかに向上しました。

事例3:Monorepo アーキテクチャ

これはフロントエンドとバックエンドを含む Monorepo プロジェクトです:
ルートディレクトリ CLAUDE.md

# フルスタックアプリMonorepo
## アーキテクチャ
- pnpm workspaces を使用
- apps/: アプリケーション
- packages/: 共有パッケージ
## 共通規約
- TypeScript Strict モード
- ESLint + Prettier でフォーマット統一
- Commit は Conventional Commits に従う
## コマンド
pnpm install           # 全依存関係インストール
pnpm run dev           # 前後端同時起動
pnpm run lint          # 全パッケージチェック
pnpm --filter web dev  # webアプリのみ起動

apps/web/.claude/CLAUDE.md

# Webアプリ設定
ルート規約を継承
- Next.js 14 + React
- ポート:3000
- 詳細規約はルート CLAUDE.md を参照

apps/api/.claude/CLAUDE.md

# APIサービス設定
ルート規約を継承
- Express + Prisma
- ポート:4000
- 詳細規約はルート CLAUDE.md を参照

効果:Claude は現在の作業ディレクトリに応じてコンテキストを自動的に切り替え、フロントエンドディレクトリでは React コードを、バックエンドディレクトリでは Express コードを生成します。

結論:今日から CLAUDE.md を最適化しよう

これら7つのテクニックを読んで、優れた CLAUDE.md の書き方が明確になったはずです。最も重要な3点を覚えておいてください:

  1. 簡潔に保つ - 100行以内、必要な情報だけを書く
  2. 十分に具体的 - 各ルールは実行可能で検証可能
  3. 継続的に更新 - プロジェクトの変化に合わせて設定も変える

私の実際の経験から言えば、優れた CLAUDE.md は AI の作業効率を少なくとも 30% 向上させます。すべての内容を一度に書ききる必要はありません。最も基本的な技術スタック宣言から始めて、AI が間違いを犯すたびに CLAUDE.md にルールを1つ追加すればよいのです。

さあ、今すぐプロジェクトを開いて、CLAUDE.md を作成または最適化しましょう。もし Claude Code をまだ使っていないなら、この設定ファイルが最初の一歩になります。すでに使っているけれど AI のパフォーマンスが理想的でない場合は、今日共有したこれらのテクニックを試してみてください。

最後に一言:CLAUDE.md は使い捨てではありません。プロジェクトと共に成長すべきものです。大規模なリファクタリング、技術スタックのアップグレード、規約の変更のたびに、このファイルを更新することを忘れないでください。AI にあなたのプロジェクトを真に理解させることは、優れた CLAUDE.md を書くことから始まります。


FAQ

CLAUDE.md とは何ですか?
CLAUDE.md はプロジェクトのルートディレクトリに置く Markdown 設定ファイルで、Claude Code にプロジェクトの技術スタック、コード規約、ワークフローを理解させるためのものです。

役割:
• AI のコンテキストメモリに自動的にロードされます
• すべてのコード生成と提案に影響を与えます
CLAUDE.md はどれくらいの長さにするべきですか?
100行以内に抑えることをお勧めします。

理由:
• 設定ファイルはトークンクォータを消費します
• 長すぎると実際のコード分析のスペースに影響します

Arize AI の研究によると、100行以内の設定ファイルが最も効果的です。
CLAUDE.md には必ず何を含めるべきですか?
5つの必須モジュールがあります:

1) 技術スタック宣言(フレームワーク、ライブラリ、バージョン番号)

2) プロジェクト構造の説明(ファイル構成と命名規則)

3) よく使うコマンド(開発、テスト、ビルド)

4) コードスタイル規約(具体的で実行可能なルール)

5) ワークフローと制限(何をしてよいか、いけないか)
Claude Code に CLAUDE.md を再読み込みさせるには?
公式には自動読み込みですが、/init コマンドを使用して明示的に読み込むことをお勧めします。

特に設定ファイルを修正した後は、/init コマンドを使用することで変更を即座に反映させ、AI が最新の設定を読み込んでいることを確認できます。
CLAUDE.md は階層設定をサポートしていますか?
はい、サポートしています。

設定方法:
• ルートディレクトリでグローバル設定を定義できます
• サブモジュールの .claude/CLAUDE.md で特定の設定を定義できます

仕組み:
• Claude はまずルートディレクトリの設定を読み込みます
• 次に現在の作業ディレクトリに基づいてサブ設定を読み込みます
• 設定の継承と上書きを実現します

6 min read · 公開日: 2025年11月22日 · 更新日: 2026年1月22日

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